iPhone 7とガラケーを比較した画像が話題。また、それに見るAppleの大衆迎合化について。

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先日おこなわれたAppleのイベントにて、iPhone 7が日本の独自規格「Felica」(いわゆる「おサイフケータイ」)へ対応することが発表された。
その他、耐水・防塵仕様の採用やイヤホン端子の廃止によるlightning変換コネクタの同梱など多くの変更点が見られるが、ネットでは現在、このiPhone 7と2009年のガラケー(富士通「F-01B」)の性能を比較した画像が話題になっている。
 
 
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この比較画像を参照すると、確かに2009年にはガラケーでスタンダードだった仕様が、7年後の今、ようやくiPhoneにも搭載されたということが見てとれる。
なんなら富士通のガラケーのほうがカメラ画素数においてちょっと勝っているまである。
※ただし、カメラは画素数が高いからといって写真が綺麗に撮れるというわけではないので、その点は留意したい
 
 
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そういえば、一昨年iPhone 6が出た時にも、上記のように2012年発売のAndroidスマートフォン「Nexus 4」と比較する画像が出まわった。
この時は「iPhone 6ユーザーの皆さん:ようこそ2012年へ!」と揶揄したフレーズまで添えられていたが、なかなかエッジの効いた皮肉である。
いまやiPhone VS Androidの論争は、任天堂 VS SONYのゲーム・ハード論争と同じくらいよく見られる構図となっている。
 
ぼくはこれらの比較画像について、言葉は悪いかもしれないが「馬鹿馬鹿しい」という感想を抱いてしまう。
AndroidやガラケーにできてiPhoneにできないことがあるように、iPhoneにできてAndroidやガラケーにできないこともまたある。
それらは単純に比較できるものではないし、むしろそれぞれのアドバンテージがあるからこそ、個性が成立する。
多機能だからいい、高スペックだからいいとは一概には言えないと思うのだ。
 
ただ、こういった比較画像を見るたび、ジョブズ亡きあとのAppleが年々大衆に迎合してきていることもまた感じてしまう。
今回のFelica搭載や耐水・防塵への対応、lightning変換コネクタの同梱などは、Appleの理念というより、どちらかといえば世の中のニーズに応えて採用したというきらいが強い。
もちろん、株式会社としてはそれが正しいあり方だ。
だが、そういった大衆迎合のスタンスが、さまざまなイノベーションを起こしたジョブズのいた頃のAppleにはなかったのもまた事実である。
 
この話題に関しては、日経ビジネスオンラインにとても興味深いコラムがあったので、そちらを参照いただければと思う。
 
【参考記事】
 
トップが変われば組織も変わる。
スマートフォンが飽和したこれからの時代のなかで、Appleがどのように立ち振る舞い、どんなイノベーションを起こしてくれるのか、今後も期待したい。

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