映画「聲の形」を観てきたので感想など(ネタバレなし)

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2016-10-01-13-07-13
 
少し前のことになるが、映画「聲の形」を観てきた。
同じアニメ映画ながら、大ヒット作「君の名は。」の陰に隠れてしまっている観がある本作だが、個人的にはそれに負けず劣らず面白かった。
前回の「君の名は。」の感想記事同様、今回もネタバレなしで、どこまで作品のよさを伝えられるのか自信はないが、つらつらと感想を書いていこうと思う。
 
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あらすじ

“退屈すること”を何よりも嫌う少年、石田将也。
ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。
彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。
しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。
 
やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。
“ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。
これはひとりの少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受け入れようとする物語−−。
 

公式ムービー

感想(ネタバレなし)

西宮硝子役・早見沙織さんの演技力に震撼

本作のヒロイン、西宮硝子は聴覚障がい者として登場する。
その声あてをしているのが、声優の早見沙織さんという方。
アニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の雪ノ下雪乃、「バクマン。」の亜豆美保などの役を務める女性だ。
 
耳が不自由な聴覚障がい者には特有の話し方があるが、早見さんのこの演技がとにかく上手すぎる。
あまりにもリアルで、圧倒的で、ぼくは観ていてふるえた。
これは最近よく起用される芸能人声優では絶対に表現できない、本職の声優だからこその演技といえるだろう。

京都アニメーションの作画力に目を奪われる

本作は、「涼宮ハルヒの憂鬱」「けいおん!」などで知られる京都アニメーションが制作を手がけている。
登場人物のデッサンはもちろん、表情や演出、背景まで、圧倒的な画力で観ている我々を魅了する。
とにかく、出てくる女の子がみんな可愛い。(笑)
特に植野直花ちゃんがとても可愛い。ものすんごく可愛い。
……ハイ、個人的な趣味デス。

脇役キャラが魅力的

本作には主人公・石田将也の友人である永束友宏をはじめ、個性豊かなキャラクターたちが脇を固める。
彼らとの絡みが見られる日常パートも面白く、映画館の客席からもよく笑い声が聞こえていた。
単純に、こんな青春を送ってみたかったなあ、と観ていて羨ましくなってしまった。

物語のメインテーマは、あくまでも“主人公の成長”

本作は、いわゆるボーイミーツガールっぽいテイストを含むが、物語のなかで中心的に語られるのは、主人公とヒロインとの恋愛ではない。
また、ヒロインが聴覚にハンディキャップを持ってはいるものの、障がい者への差別や偏見の撤廃を訴えるような、道徳的なメッセージがメインテーマでもない。
 
この「聲の形」は、幼い頃、障がい者であるヒロインをいじめ、ひょんなことから今度は自分がいじめの標的となってしまい、対人恐怖症になり、自分の過ちに罪悪感を感じ続けていた主人公・石田将也が、過去の罪と向き合い、顔をあげ、人を信じ、幸せになるための一歩を踏み出す、そんな成長の物語なのだ。
 
ネタバレになるのでモヤッとしか書けないのが歯がゆいが、特に最後、文化祭での演出は鳥肌モノだった。
クライマックスから強烈な余韻を残す終わり方も、個人的に超好み。

総評

「君の名は。」といい、「聲の形」といい、今年は本当にアニメ映画が豊作だと思う。
特に「聲の形」は、「君の名は。」よりもターゲットの年齢層がちょっとだけ高めなので、大人でも普通に楽しめるだろう。
コミックが原作とのことだが、とても面白かったので、そのうちコミック版も読んでみようかと思っている。
全7巻で、長すぎず短すぎず、潔く完結しているところも好印象だ。
 
 
 
とにかく、百聞は一見に如かずなので、ぜひとも映画を観てみてほしい!

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