昭和末期 (1987、88年頃)の若者言葉に「キヨブタ」というものがあったらしい。
意味は「清水の舞台から飛び降りる」のことだそう。
高額な物を買ったときに「キヨブタものでしたよ〜」などと用いるという。
時は経ち2016年、ぼくはまさにキヨブタものの買い物をしてしまった。
MacBook (2016) を購入したのである。
買ったのは店頭で販売されている上位モデルのほうで、色はゴールド。
気になるお値段は、184,800円(税抜)。
さらに、小心者のぼくはAppleCareにも加入したので、総額208,600円(税抜)也。
文字どおり、清水の舞台から飛び降りる気持ちで買ってしまった……!
外観

Appleデザインの極地ともいえる、洗練されたミニマルデザイン。
特にゴールドカラーは高級感がものすごい。(※実際、高級品)

右側面にはイヤホンジャックのみ。

そして、左側面にはUSB-Cの端子ひとつのみという徹底した潔さ。

iPhone 6sとの厚みの比較。
最も厚い部分でもiPhoneの1.5倍程度。ものすごく薄い。

iPhone 6sと並べてみると、こんな感じ。
さすがApple製品同士、デザインの親和性が非常に高く、ただひたすらに美しい。
かなり所有欲が満たされる。
スペック
- 12インチ(対角)LEDバックライトRetinaディスプレイ
- 1.2GHzデュアルコアIntel Core m5プロセッサ Turbo Boost使用時最大2.7GHz
- 512GBのフラッシュストレージ
- 8GBメモリ
- Intel HD Graphics 515
- 0.92 kg
なぜMacBook (2016) を購入したのか
そもそも、なぜぼくがMacBook AirやMacBook ProではなくMacBookを購入したのか。
その理由は2点ある。
ひとつめの理由は、手軽に持ち運べ、出先でも作業ができるノートPCが欲しかったから。
ぼくはこれまでずっと13インチのMacBook Airを愛用してきたのだが、これがカバンやリュックに入れると結構重たい。
Appleの公式サイトによると、13インチAirの重量は1.35kgもあり、MacBookのほうが0.43kgも軽いのだ。
加えて、ぼくのAirは2013年モデルだったこともあり、メモリが4GBしかなく、Officeやブラウザなど複数のアプリを起ちあげて作業していると処理にもたつく場面が多かった。
タイミング的にも「そろそろ買い換えか……」と思うところがあったのだ。
ふたつめの理由は、単純にプロダクトとして面白いと思ったから。
USB-Cの端子ひとつだけしかなかったり、Retinaディスプレイだったり、バタフライ構造のキーボードだったり、トラックパッドが感圧タッチ式だったり……。
とにかく徹底して挑戦的なところがAppleらしいなぁと思って気に入ったのだ。
いまのApple、というかiPhoneやiPadにはAndroidの後追いのようなバージョンアップが多く、鳴り物入りで売り出されたApple Watchもがっかりだったので、このMacBookのように極限までAppleの美学や哲学を散りばめたプロダクトは、かなり魅力的に感じた。