ぼくの車は10年くらい昔の古いモデルなので、Bluetoothで音楽を聴くことができない。
そればかりか、iTunesから焼いたCD-Rでさえ再生中に音飛びする始末である。
だから、車などに持ち運びができて、かつ音質のいいBluetoothスピーカーを探していた。
そうしてたどり着いたのが、BOSE「SoundLink Mini Bluetooth speaker II」だ。
価格は25,000円(税抜)とかなり高めだが、結論からいうと買って損はない製品だった。
外観

よくも悪くもBOSEらしい無骨なデザイン。
質量は0.67kgと結構ずっしりしており、質実剛健といったところ。
カラーはカーボン(黒)とパール(白)の2色展開。
車の色が黒なので、ぼくはカーボンを選んだ。

上面には電源ボタン、ボリューム、ペアリングボタンなど。
写真からでも見えるように、アルミ部分の「Sound」の下に最初から傷が入っていた。
地味にショックだったが、これもいつか風味に変わると言い聞かせて我慢した。

側面にはイヤホンジャックとUSB端子。
このUSB端子から本体を充電する。
BOSEの公式によると、バッテリー駆動時間は約10時間となっている。

また、専用のクレードルが付属しており、これに載せて充電することもできる。
音質

BOSEといえば超一流のオーディオメーカーであり、この製品とて例外ではない。
手のひらサイズの見た目からは想像もつかないような圧倒的な重低音を鳴らしてくれる。
正直、この大きさでこの臨場感は規格外だと思う。
ボリュームを大にしても音が割れることなく、大迫力のサウンドが楽しめる。
部屋でのリスニングはもちろん、車のなかで使用するにも十分すぎるクオリティだ。
かなり味つけされた音で、中〜高音域に比べて低音域が前面に押し出されているため、原音を忠実に再現した音が好きな人には向かないかもしれない。
どちらかというと、HIP HOPやクラブミュージックなど、ノリのいい音楽が好きな人向け。
総じて、価格は少し高めだが、個人的には買ってよかったと思っている。
いい音のBluetoothのスピーカーを探している人にはぜひ、手にしてほしい製品だ。