
3社のサービスにほぼ違いはなく、いずれも6,000円(税別)/20GBと8,000円(税別)/30GBという価格設定。
また、テザリングオプションが月額1,000円(税別)かかるが、キャンペーンにより2018年春まで無料となっている。
大手キャリアには価格競争という概念はないのか? と思ってしまうくらい見事に足並みが揃っているが、サービスとしては非常に魅力的だ。
いままで3社ともだいたい5,000円(税別)/5GBだった従来プランから、1GBあたりの単価が大幅に引き下げられた。
LTE黎明期ならまだしも、すっかり設備も普及したであろう今なら通信量を制限する必要などないのでは? とも思うが、そこは商売なので仕方ないのかもしれない。
(遅かれ早かれ、いずれは通信量制限なしのプランも出てくるだろうとは思うが……)
超大容量データプラン、どんな人が契約するべき?
では、この超大容量データプランはいったいどんな人に向いているのだろうか?
以下、ぼくなりに考えてみた。
①: 従来データプランのうち、大容量パックを契約している人
だいたいどこのキャリアも従来のデータプランは小容量・標準・大容量の3つのパックで提供されている。
たとえばdocomoなら、「データSパック(2GB)」、「データMパック(5GB)」、「データLパック(8GB)」の3種類。
この場合、「データLパック(8GB)」を契約している人は、超大容量データプランへ移行したほうがお得だ。
パケットパック | データ容量 | 月額 |
---|---|---|
データLパック | 8GB | 6,700円(税別) |
ウルトラデータLパック | 20GB | 6,000円(税別) |
ウルトラデータLパックはテザリングオプションで月額1,000円(税別)がかかってしまうが、2018年3月末までは無料のため、使えるデータ量が増えるのに700円安くなる。
それに、もし1,000円多くかかってきても、差額300円で12GBも使えるデータ量が増えるのなら、絶対にお得だと思う。
②: モバイルルーターと2台持ちしている人

今までスマホのデータ通信量を気にしてモバイルルーターを併用していた人は、スマホに一本化することでコストダウンが見込めるだろう。
バッテリーの持ちが気になるなら、モバイルバッテリーを一緒に持ち歩けばいいだけのこと。
これからはスマホさえあれば、出先でも気兼ねなくテザリングでパソコンやタブレットが使えそうだ。
③: 自宅にネット回線やWi-Fi環境がない人

今となっては少数派だとは思うが、自宅にネット環境がない、またはネット環境が不十分な人も、超大容量データプランへ移行するといいだろう。
OSやアプリのアップデートなど、スマホを使っていくなかで必要となる作業が出た場合、わざわざフリーのWi-Fiスポットまで赴くのは面倒だ。
超大容量データプランでLTEでもアップデートできるようにしてしまえば、ネット環境を整えなくて済む。
注意点:適用は翌月から
スマホのヘビーユーザーにとって非常にお得なこのプランだが、今月中に契約しても実際に適用されるのは翌月からになるので注意が必要。
「おれ、どうせすぐに超大容量データプランに乗り換えるし!」と調子に乗って通信しまくると、あっという間に今月いっぱいは通信制限がかけられてしまう。
……はい、他でもないこのぼくのことです。すみません。
ぼくは出先でMacBookをテザリングで使ったり、YouTubeで動画をよく観たりするので、さっそくdocomoの「ウルトラデータLパック」に移行した。
来月からスマホライフが劇的に変わりそうなので、今からとても楽しみだ。
また後日、しばらく経ってから移行した感想なども報告できればと思う。