ティム・クックが語った、iPhone 7に搭載する「それなしでは生活できないと感じさせる革新的機能」って結局何だったのか?

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2016年5月、AppleのCEOであるテイム・クックがCNBCのインタビューのなかで、新型iPhone(iPhone 7/ 7 Plus)について「今はまだその必要性が知られていないが、それなしでは生活できないと感じるような革新的な新技術の開発を進めている」、「新技術を開発していることに、とても興奮している」と話していた。(via Gigazine
 
そして2016年9月、iPhone 7 / 7 Plusが満を持して発売されたが、クックの言う「それなしでは生活できないと感じさせる革新的機能」とは結局何だったのだろうか?
正直、パッと考えた感じわからないので、今回はiPhone 7 / 7 Plusに搭載された新しい機能について、ひとつずつ検証していこうと思う。

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iPhone 7 / 7 Plusの新機能

①:基本スペックの向上

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iPhone 7 / 7 Plusでは、前作と比べて、CPUの処理能力やバッテリーの持ち時間など基本スペックが向上している。
これは新型なら当然ともいえるし、革新的な機能ではないだろう。

②:新色「ジェットブラック」「ブラック」の追加

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iPhone 7 / 7 Plusでは、スペースグレイがなくなり、ジェットブラックとブラックの2色が追加された。
このうち、ジェットブラックは高光沢の仕上がりとなっており、精密な9段階の酸化皮膜処理と研磨加工が施されているという。
 
 
 
作りあげる工程は確かに手間がかかり、革新的な技術を要するのかもしれないが、これはジェットブラックに限った話なので、iPhone 7 / 7 Plus全般には当てはまらないだろう。

③:容量256GBモデルの追加

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iPhone 7 / 7 Plusでは、これまでの16GB・64GB・128GBという容量ラインナップがそれぞれ2倍の32GB・128GB・256GBに変更された。
これは音楽や映画をたくさん入れたり、写真やムービーをたくさん撮る人にとっては嬉しいことだが、革新的な機能とは言い難い。

④:カメラ機能の強化

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iPhone 7 / 7 Plusでは、今までiPhone 6s Plusにしか搭載されていなかった光学手ブレ補正が、 無印・Plus問わず標準搭載された。
また、F値がF1.8のレンズに進化し、iPhone 6sのF2.2に比べ、明るいレンズになった。
それ以外にもハイスピードセンサー、クアッドLEDフラッシュライト、Plusのみデュアルカメラの搭載など、カメラ機能の強化が見られる。
だが、これらが「それなしでは生活できないと感じさせる革新的機能」かというと、ちょっと首を傾げざるをえない。

⑤:耐水・防塵への対応

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iPhone 7 / 7 Plusでは、シリーズで初となる耐水・防塵に対応した。
だが、これはAndroidではとっくに実装されている機能であり、革新的とは到底言えない。

⑥:3.5mmヘッドホンジャックの廃止

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iPhone 7 / 7 Plusからは、ヘッドホン端子が廃止された。
代替としてLightning端子に挿し込むEarPodsが採用され、従来のヘッドホンをつなげられるアダプタも付属してくる。
これは増やすというより、むしろ減らしたほうの機能であり、クックの発言が指している内容とは思えない。

⑦:新設計ホームボタン

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iPhone 7 / 7 Plusでは、新設計ホームボタンとして、タプティック・エンジンが採用された。
ホームボタンを押すと、振動が返ってくるもののボタンが押し込まれているわけではないという、不思議な感覚になる仕組みだ。
言わずもがな、地味な機能すぎて、これが生活を一変させるようなものではないだろう。

⑧:FeliCaへの対応

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iPhone 7 / 7 Plusでは、日本を対象にした機能として、決済サービス「FeliCa」に対応した。
我々日本人にとって非常に喜ばしいことだが、こちらも耐水・防塵と同じく、Androidではずいぶんと前から実装されている。
しかも、あくまでも日本国内向けのサービスであるので、わざわざクックがCNBCのインタビューのなかで発言するような内容ではないといえる。

結論

ティム・クックが語った、「今はまだその必要性が知られていないが、それなしでは生活できないと感じるような革新的な新技術」とは……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
わかりません(汗)。
 
こうして見てみると、Appleの革新性もだんだん弱まってきたなと思わされる。
少々気が早いかもしれないが、大幅なデザインの一新が予想されている2017年のiPhoneに期待したい。
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