こんにちは! ひろりんです!
時間が空いてしまいましたが、今回は半月板損傷日記の第2回になります。
お陰様で入院時にいろいろありすぎ、ネタは結構たくさんあるので……
マイペースに更新していけたらと思います。笑
この企画が同じように半月板を損傷し、手術する人の参考になれば幸いです。
(ちなみに現在はかなり快復しており、リハビリも頑張っております)
それでは、いってみましょう!
前回までのあらすじ
朝、起きて布団を勢いよく蹴り上げたところ、半月板を損傷してしまったひろりん!
人生で初めての入院、そして手術をおこなうことになるが……?
2月2日(土)~3日(日)
土曜日。ぼくはまた病院に来て、医師の診察を受けていた。
「手術は、半月板の切除術をおこないます。これは半月板を部分的に切除しちゃう手術。だいたい1時間以内に終わるので心配いらんよ」
「せ、切除……」
聞き慣れない単語にビクビクしていたぼくだった。
「半月板の切除は、将来的に変形性膝関節症とかになっちゃうリスクもあるけど、こればっかりは仕方ないからねー」
またさらりと怖いことを言われた。
「まあ今回損傷したのは外側の半月板だし、きみはO脚だから、切除してもそんなに大したことないよ多分。多分ね!」
そんなに多分連呼されても……。
「そういうわけだから、入院は週明けの月曜からね。この日に手術もするので、前日の21時頃から絶食ね」
「わかりました……」
あと二日間、自宅でなんとか過ごさないといけない。
それが不安で仕方がなかった。
正直、木曜~金曜と自宅で過ごしてみて、ものすごく痛いしつらかった。
着替えはスムーズにできないし、お風呂に入るのも一苦労だし、足が曲げ伸ばしできないので、寝る時には仰向けになってクッションを膝の下に敷かないといけない。
また、使い慣れない松葉杖のせいで、両腕と手のひらが筋肉痛になったり、転びそうになったりした。
でも一方で、心のなかで、「手術まであと二日間は自宅で平穏に暮らせる」という気持ちにもなった。
これは試練を前にした最後の休息に縋る気持ちであり、ある種の逃避であった。
夏休みが終わる2日前のような心境、といえばわかりやすいだろうか。
そんなことを考えてしまうくらい、ぼくは精神的に参っていた。
心配事といえば、もうひとつ。
「あの、麻酔の件なのですが……腰椎じゃなくて、全身麻酔にしてもらえませんか?」
心配すぎて散々、手術に関する前知識をネットで検索していたぼくは、腰椎麻酔の後遺症に頭痛や吐き気がすごいという情報を手にしていたので、全身麻酔に切り替えてもらいたかった。
そもそも、腰椎麻酔では覚醒した状態で手術がおこなわれる。
自分の膝に穴を開けられて、ほじほじされたり、いじくりまわされている間、ずっと目覚めているのだ。
それはさすがに怖い。怖すぎる。
もう大方話が固まってきていた段階だったので、さすがにダメって言われるかな?と不安だったのだが、
「あ、そう。別にいいよー」
あっさりと承諾してくれた。
ちなみに、これは医師曰くだが、腰椎麻酔の後遺症に重篤な症状が出るのは極稀で、大半の人は問題ないらしい。
といっても、ぼくはやっぱり手術中に目を覚ましたままというのは嫌なので、今後また手術することがあっても全身麻酔を選択すると思うけれども。
入院と手術の内容が確定したところで、この日は自宅に帰った。
それから二日間、ぼくは仕事を休んで、ひたすら家でゆっくり過ごした。
まさに夢のようなニート生活で、仕事のことなど一切考えず、延々とPUBG MOBILEをしたり、映画を観たり、ネットサーフィンしたりと、堕落しきった生活を送った。
入院の前日は節分(2月3日)だったのだけど、近所のスーパーで買った恵方巻きを彼女と満面の笑顔で頬張った。
これがその時の写真。
なあ? いい笑顔で頬張ってるだろ? こいつ、翌日に膝を切られるんだぜ……。
後々、この写真を見て胸が痛くなるレベルのつらい経験をすることになるのだけど、この時のぼくには知るよしもなかった。
~続く~
半月板の手術について
半月板は、周辺部の10~25%までしか血行がなく、それ以外の部位の損傷は自然に治癒しないため、多くの場合、手術が必要となります。
手術は関節鏡下におこないます。
「部分切除術」または「縫合術」、あるいはこれら2つの手技を組み合わせて手術をします。
部分切除術:
小さな断裂や治癒しない部位の断裂ではその部分のみを切除します。
半月板の手術のほとんどがこの部分切除術であり、理由はほぼ自然治癒が見込めない部位だからです。
術後の痛みはそれほどなく、手術翌日から松葉杖で歩き出せますし、短期間で退院することができます。
しかし、半月板を取ってしまうため、将来的に変形性膝関節症などを発症するリスクを伴います。
縫合術:
損傷箇所が治癒する可能性のある部位の場合は、その断裂部を縫合します。
「半月板って、どうやらくっつくこともあるらしい」と近年判明し、実施されるようになりました。
血行のある部位の断裂にしか適用されないため、ケースとしては少なめです。
術後はやや痛みがあり、ギプスによる固定、免荷(体重をかけないようにすること)、長期間の入院が必要など、部分切除術に比べてしんどいことが多いです。
代わりに、上手く行けば損傷した半月板が元通りにくっつくため、将来的なリスクは軽減できます。
ぼくの場合は、日記にも書いているとおり、当初は「部分切除術」をおこなう予定でした。
しかし、いざ膝を開いてみると、ぼくの半月板は、なんと……
ということで、次回に続きます。笑