iPhone 15がUSB Type-Cに変わるからって、買い替える必要があるとは思えない

(Image:kurgenc / Shutterstock.com)

毎年9月恒例、新型iPhoneシリーズの発表が間近に迫っている。ほとんど確定的な情報として、今回から充電端子がUSB Type-Cに変更されるというものがあるが、僕はぶっちゃけこの仕様変更が買い替えを促すほどのメリットになるかというと微妙だと思う。

というのも、もはやLightningの歴史が長すぎた。iPhone 5で初めて採用されたLightning端子は、iPhone 14に至るまで実に11年もの間、iPhoneに搭載され続けてきた。11年って、相当な年月である。周辺機器もLightning対応のものばかりで揃えているであろう熱心なiPhoneユーザーは、この変更をどう思うのだろう。少なくとも僕は、「わざわざ買い替える動機にはならないな」と感じている。

Lightning端子で、何の不便があるか

「iPhoneがついにUSB Type-C搭載になる! うおぉおおおお!!!!」と盛り上がっている人に訊きたいのだが、現状のLighning端子で、いったい何の不便があるのだろうか。

考えられる理由としては、「AndroidスマホやiPadと互換性があるので、ケーブルが1本で済む」、「充電速度が速くなる」というものがあるかと思うが、そんなことのために十何万円ものお金を使うほどのことなのか?と僕は思う。

使うケーブルが1本で済む?

そもそも、今のiPhoneってバッテリーライフがめちゃくちゃ長い。充電する機会なんて、せいぜい一日一回、寝る前くらいのものだろう。頻繁に使うわけでもなく、固定位置にACアダプタとケーブルを用意するだけなら、「正直、2本ぐらい使い分けてもいいのでは?」と思うのは僕だけか。

使い分けるのが嫌なら、iPhoneのほうはワイヤレス充電器を使うとか……現状でも、いろいろ対策はあるように思う。

充電速度が早くなる?

これも似たような考えになるが、電池持ちが優れている今のiPhoneを使うなかで、充電速度ってもはやあまり重要ではないような気がする。iPhone 14を使っている僕は、日中結構ハードに触っていても、一日一回充電するだけで余裕でバッテリーが持つ。

寝る前に充電して朝にケーブルから抜くだけなので、充電速度が速かろうが遅かろうが、ぶっちゃけ大差ないと感じている。

わざわざそのために買い替える必要なくない?という話

YouTuberで、オリエンタルラジオの中田敦彦さんも、iPhoneにUSB Type-Cが搭載されないことで、たびたび嘆きの動画をアップされている。

もちろん、僕もiPhoneにUSB Type-C端子が搭載されることは大歓迎だ。そこは誤解なきようお願いしたい。ただ、高いお金を払ってわざわざUSB Type-C目当てで買い替えるほどのことではないのでは?ということが言いたいだけだ(最新の動画の中で、中田敦彦さんも同じように話している)。

最近、メディアがこぞって「新型iPhone、ついにUSB Type-C搭載か!」と煽っているのを目にして辟易としていたので、今回の記事を書いた次第。

ということでiPhone 15、ちょうど買い替えのサイクルにあたるならもちろん買ってOKだと思うが、USB Type-C目当てなだけなら、現状はスルーでまったく問題ないのではないだろうか。僕は当然iPhone 14に何の不満もないので、今回のiPhoneは華麗にスルー予定。iPhone 15ではゴールドカラーがディスコンされるなんて噂も耳にするし、はてさてどうなることやら……。

すべては日本時間9月13日深夜の発表会で明らかになる(らしい)ので、もう数日、その時を楽しみに待とう!

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